サーフィンという理不尽
サーフィンをはじめて1年半ほど。
去年の今頃はまだ自分のボードもなくてレンタルさせてもらってたけど、
今はボードも車もあるから自由。
早朝、なるべく人の少ない時間、人の少ないところへ。
ふと、なぜサーフィンにこんなに魅了されるんだろうと考えてみたけど
よくわからなかった。
スポーツっちゃスポーツだし、遊びっちゃ遊び
なのに遊びじゃねーんだよ、みたいなところもある。
忘れてたけど、そもそもワシはスポーツは嫌いだった。
なのでスポーツだと思っていない節はある。
サーフィンはカッコイイ。
かっこよくライディングできるようになるまでは、とてつもなくカッコ悪い姿を晒しながら失敗するしかない。
上手い人だけが波に乗れて、
上手い人だけが上手くなる理不尽さ。
上手い人が偉い。
上手い人の邪魔をしてはならない。
上手い人は神様。
全然やさしくない。
ヘタクソは上手くならない
上手いものだけが上手くなるのだ。
哲学か。
っていう、それが楽しいのだ。
うまくできないのが楽しくて、
上手い人が波をとっていくのを「はぇ〜しゅごい」と見送るのがくやしたのしい。
いい波がきてるのを譲ってくれるとか、ないないない絶対ない。
何年たってもビギナーって世界。
死ぬまでにビギナーから脱出できるのかな。
きっと上手になっても心はビギナーなんだろうな〜
6'4"のファンボードから、5'10"のショートにステップアップしてみた。
なかなかテイクオフできないしコケるし一気に難しさが戻ってきた。
そうそう、この躓くかんじが楽しいんだ。
うーん不思議。
逗子surf
逗子でサーフィンできる日は少ない
波がないから
いや、波が立つところはあるんだけど初心者には敷居が高いんで避けてる
SUPの聖地だしね
だもんで鵠沼まで足をのばす
鵠沼は冬でも人人人人人人
常に波の取り合い、ヘタクソはすっこんでろという殺伐ワールド
わたしのような初心者はみんなが見送るしょぼい波にしか手を出せない
いい波に乗ってく上級者をうらめしそうに見てるだけよね
そんな中、池か湖かと思われた逗子にうねりが入る日がたまーにある
たまーに
そんな日は鵠沼が頭サイズだったりするので
わたしには無理無理無理、逗子が最高ってことになる
セット数少なめ、サイズもそれほどないとサーファーはこない
すなわち・・貸切状態
最高か!
鵠沼だとこの範囲に20人、この波に5人は乗る
どうかしてるぜ
念願のマイボード#8651
いつもお世話になってるサーフショップの社長はシェイパーとしてもけっこう有名(らしい)
御歳68、神出鬼没にスクールエリアに現れて檄を飛ばしたり、浜でスイカを食べてたりするじいちゃん。
「下手くそには削ってやらない」
と言われると削ってもらうまでがんばったろ!と思う単細胞のワタシタチは、毎週通ってがんばった。
社長がいないとパドリングもサボってだらだらやってしまうんだけど、どこからか見てるので怖い。
そんな頑張りもお怠けも見られたうえで、ようやく(というか、思ったより早かったけど)ボードを作ってもらえることになった。
ショートでゴリゴリにやりたいわけではないので小波でもあそべてオールマイティなミッドレングスの6'4"。
社長もワシがショート向きでないのはわかっているので、レベルアップしていくのにちょうどいいかんじに仕上げてくれた。
社長がシェイプした、8651本目のボード。
めっちゃ乗りやすくて感激。
浮力あるからドルフィンできるか微妙だけど。練習あるのみ。
これからは早朝でもサーフトリップでも自由にできるわん。
地元の逗子に波が入ったときも出動できるわん。
8月も終わり。
海水浴場がやっとクローズ。
∴ やっとシーズン。
ゆくゆくはロングやりたいなあ。
surf trip 伊勢
主人の長期出張が終わったので、帰ってくる前にワシがそっちに遊びにいくよ。
ということで、2人分のウエットスーツ(なかなか重たい)をつめこんで旅にでまして。
志摩市 国府の浜へ。
沖縄みたいなキレイさ。
この日はヒザ、ときどきモモくらいの小さめキレイな形のいい波でした。
ここには関西から集まってくるらしく、車のナンバーは大阪・なにわ系ばかり。関西弁が飛びかいます。
ビーチは鵠沼にそっくりな形。鵠沼が10倍キレイになって5割人が少なくなったようなスポットでした。
ミズクラゲがいっぱい。パドルしてるとぶっ叩いてしまうくらいいた。ごめん。
少しは観光しようとおもってたんだけど、サーフィンしかしてないや。
あとは出張が長すぎて三重県民になりかけていた主人おすすめのグルメ。松阪牛、魚介などをたらふく。
しばらく肉も魚もお休みしたいくらい。
サーフィンのカロリーで消費できたのかは謎。